
グランドバザール完全ガイド|値切り方と行き方
世界最古のショッピングモール
グランドバザール(カパルチャルシュ)は市場というより、街の中にあるもうひとつの街です。屋根のある61本の通りに4,000軒を超える店が並び、1日に50万人以上が訪れます。15世紀に建てられ、精緻な絹の絨毯や金の装飾品から、大量生産のみやげ物まで、あらゆるものが売られています。
まず、日曜は休みです
開いているのは月曜から土曜のおおむね9時から19時まで。日曜は休みで、ラマザン(断食明け)とクルバン(犠牲祭)の宗教的な祝日の初日も閉まります。
1日しかないイスタンブールの日程で、閉まった門の前に立つほど残念なことはありません。空いているのは平日の朝、開門直後です。土曜の午後がいちばん混みます。
行き方
バザールは歴史地区、ファティフ区のベヤズット地区にあります。T1トラムのベヤズット・カパルチャルシュ駅が門のすぐ外です。イスタンブールカードで乗れます。
イスタンブール空港(IST)からは約45km、車で50〜70分、定額の送迎は€45からです。サビハ・ギョクチェン空港(SAW)からはボスポラス海峡を渡るため60〜80分を見込み、定額の送迎は€60からです。スルタンアフメットにお泊まりなら、トラムでひと駅、ブルーモスクから歩いて15分ほどです。
値切りは、失礼ではありません
日本には値切る習慣がほとんどないため、ここでいちばん構えてしまうのがこの部分だと思います。グランドバザールでは、値切りは期待されている行為です。攻撃的なやり取りではなく、社交的な遊びとして受け止められています。
そして現実的な話として、値札はあくまで提案です。値切らなければ、相場よりかなり高く払うことになります。
手順
- 最初の値段は受け入れない。旅行者に提示される最初の金額は、実際の価値より40〜50%高いのが普通です(裕福そうに見えれば、さらに上がります)。
- 提示額のおよそ半分を言う。これが出発点です。そこから中間あたりで落ち着きます。
- お茶は断らない。絨毯や革製品のような高額な品を検討していると、りんごの紅茶を勧められます。受け取って、座って、どこから来たかを話してください。飲んでも買う義務は生じません。打ち解けたやり取りのほうが、必ず良い値段になります。
- 歩き出す。これが最も強い手です。折り合わなければ、丁寧に礼を言って店を出てください。9割方、店主は通路まで追いかけてきて、そこで本当の値段を出します。お茶をいただいたあとに出るのは気が引けるかもしれませんが、ここではそれも含めてやり取りの一部です。
現金か、カードか
きちんとした店のほとんどがVisaとMastercardを扱い、絨毯や金は最初からユーロやドルで提示されることもあります。
ただし値切りに最も効くのはトルコリラの現金です。カード決済の手数料がない分、店主は現金のほうを確実に安くします。
カードで支払う際、端末が「日本円で決済しますか」と尋ねてきたら、必ずリラを選んでください。その場での自動換算には5〜10%の上乗せが隠れています。
なお金だけは値切れません。その日の相場で重さ売りされており、バザールの中で数少ない定価の世界です。
何を買うか、何を避けるか
買う価値があるのは、この土地のものです。本物のトルコ絨毯(キリム)、イズニックの陶器、重さで売られる金、質の良い革製品。
避けるべきは、安価な「ブランド」のTシャツやプラスチックのみやげ物です。掘り出し物に見えるブランドバッグや時計は、まず偽物だと考えてください。本物がバザールの露店で売られることはありません。絨毯、陶器、革製品は、書面の領収書を出す確立した店でお求めください。
入場は無料です
20を超える門があり、チケットは要りません(主要な入口には手荷物検査があります)。払うのは買ったものの代金だけで、きちんと値切ったあとなら、最初に言われた額よりかなり少ない金額で済みます。
買いすぎたあとのこと
目玉のお守りをひとつ買うつもりで入って、重い陶器の皿を3枚とモザイクのランプとキリムを抱えて出てくる。よくあることです。
問題はそのあとです。壊れやすい大荷物を抱えて人混みを抜け、T1トラムの駅まで歩き、混んだ車内に押し込まれ、坂を上ってホテルまで帰ることになります。
時間制のドライバーをご利用いただけば、ベヤズット門の近くの決められた場所で車がお待ちします。買ったものを渡して乗り込み、そのまま次の目的地へ向かえます。陶器を人混みの中で抱えて歩く必要はありません。
よくある質問
グランドバザールは日曜も開いていますか?
日曜は休みです。ラマザンとクルバンの宗教的な祝日の初日も閉まります。自由になる日が日曜しかない場合は、エミノニュのエジプシャンバザール(スパイスバザール)や、ブルーモスク近くのアラスタバザールが通常は開いています。
営業時間を教えてください。
月曜から土曜の、おおむね9時から19時までです。店ごとに開け閉めの時間は少しずつ違います。最も空いているのは平日の朝、門が開いた直後です。
どのくらい値切ればよいですか?
最初に言われた金額のおよそ半分を提示し、中間あたりで折り合うのが目安です。旅行者への最初の提示は、実際の価値より40〜50%高いのが普通です。例外は金で、その日の相場で重さ売りされており値切れません。
値切るのは失礼ではありませんか?
バザールでは失礼にあたりません。むしろ期待されている行為で、最初の値段でそのまま買うと旅行者だとすぐにわかります。笑顔でお茶を受け取り、世間話をして、強い口調にしないこと。ただし街の定価の店やスーパーでは値切りません。
支払いはリラ、ユーロ、カードのどれがよいですか?
値切りに最も効くのはトルコリラの現金です。多くの店はVisaとMastercardも扱っています。カード端末が自国通貨での決済を提案してきたら、必ずリラをお選びください。自動換算には5〜10%の上乗せが隠れています。
偽物をつかまないためには?
掘り出し物に見えるブランドバッグや時計は、まず偽物です。本物がバザールの露店で売られることはありません。絨毯、陶器、革製品は、書面の領収書を出す確立した店でお求めください。真剣な商売をしている店ほど、真剣な買い手に時間をかけます。
空港からの行き方を教えてください。
T1トラムのベヤズット・カパルチャルシュ駅が門のすぐ外です。イスタンブール空港からは約45km、車で50〜70分、定額の送迎は通行料込みで€45から。サビハ・ギョクチェン空港からは60〜80分、€60からです。公共交通なら、M11でガイレッテペまで行きM2に乗り換えてヴェズネジレルで降り徒歩10分、またはT1トラムに乗り継いでベヤズット・カパルチャルシュで降ります。
入場料はかかりますか?
かかりません。20を超える門がある公共の屋根付き市場で、チケットは不要です(主要な入口には手荷物検査があります)。払うのは買ったものの代金だけです。

