
イスタンブールカートの使い方
イスタンブールカートとは
イスタンブールの公共交通で共通して使える非接触ICカードです。メトロ、トラム、メトロビュス、市営フェリー(ヴァプル)、フニクラー(ケーブルカー)で使え、一部の公衆トイレでも使えます。市内をあちこち回るご予定なら、まず用意すべきものです。
運賃と細かい規則はイスタンブールカートのガイドにまとめてあります。金額は改定されるので、そちらに確認日つきで載せています。
どこで買い、どうチャージするか
記名不要のカードは、ほとんどのメトロ駅・トラム駅の入口にある黄色と青の券売機(ビレットマティック)で買えます。両方の空港にもあります。イスタンブール空港(IST)の地下にあるM11の駅、サビハ・ギョクチェン空港(SAW)のM4の駅、どちらにも設置されています。
カード本体の代金が少額かかり、そのうえでトルコリラをチャージします。
覚えておくと楽なこと:多くの券売機は紙幣しか受け付けず、お釣りが出ないこともあります。チャージするときは50リラや100リラといった小額紙幣を入れてください。
運賃の仕組み
ほとんどの交通機関で、運賃は距離ではなく1回ごとの定額です。そしてこの仕組みはカードを使う人に有利にできています。1回券を買うよりカードで乗るほうがはるかに安く、2時間以内の乗り継ぎには段階的に割引が適用されます。
記名不要のカードは1枚で複数人ぶんの支払いができます。改札で人数分タップするだけです。プリンセス諸島へのフェリーやノスタルジックトラムでも使えます。
公共交通が向いている場面、向いていない場面
イスタンブールカートは日中の短い移動——スルタンアフメットからカラキョイまでT1トラムで、あるいはカドゥキョイまでフェリーで——には申し分ありません。ただし、どんな場面でも最適というわけではありません。
- 空港への移動:大きな荷物があるなら、公共交通で空港へ向かうのはおすすめしません。SAWからのM4もISTからのM11も清潔で安いのですが、これらは通勤路線であって、荷物を運ぶための路線ではありません。乗り換えが複数回あり、地下の通路は長く、スーツケースを持っての移動はかなり消耗します。
- 深夜:週末はメトロが遅くまで動いていますが、午前2時に駅の構内を移動したりバスを待ったりするのは気の休まらない時間です。
日中の街歩きにはイスタンブールカートを、空港との行き来には定額の送迎を——という使い分けが現実的です。ISTからスルタンアフメットまで定額€50で、スーツケースを持っての3回の乗り換えがなくなります。
よくある質問
イスタンブールカートはどこで買えますか?
ほとんどのメトロ駅、トラム駅、フェリー乗り場の入口にあるビレットマティックという券売機で買えます。イスタンブール空港の地下にあるM11の駅、サビハ・ギョクチェン空港のM4の駅にも設置されています。カード本体の代金を少額支払い、そのうえで残高をチャージします。
1枚のカードを2人で使えますか?
使えます。記名不要のカードなら、ほとんどの交通機関で複数人ぶんの支払いができます。改札で人数分タップしてください。例外は乗り継ぎ割引で、これはカードごとに計算されるため、たくさん乗る方はそれぞれ持ったほうが得になります。
フェリーでも使えますか?
使えます。市営のシェヒル・ハトラルのフェリー、高速船、フニクラー、ノスタルジックトラムのいずれでも使えます。メトロ、トラム、バス、メトロビュスと合わせて、この1枚で交通網全体をまかなえます。
クレジットカードでチャージできますか?
従来型の券売機は現金が基本で、お釣りが出ないことも多いため、小額のトルコリラ紙幣をお持ちください。新しい機械と公式アプリはカードでのチャージに対応していますが、駅によって設置状況が異なります。旅行者にとって確実なのは現金です。
短い滞在でも買う価値はありますか?
トラムに1回乗るだけ、という以上のご予定があるなら、あります。カードでの1回あたりの運賃は1回券よりはるかに安く、2時間以内の乗り継ぎには割引がつきます。トラム、フェリー、フニクラーと使う場面も多いので、観光する一日のうちに元が取れます。
空港へ行くのにも使えますか?
使えます。イスタンブール空港にはM11、サビハ・ギョクチェン空港にはM4が乗り入れており、どちらもカードで乗れて非常に安価です。問題は荷物です。乗り換えが複数回あり、長い通路とエスカレーターが続きます。スーツケースをお持ちの場合やご家族連れの場合は、ドア・ツー・ドアの定額送迎のほうが落ち着いて移動できます。



