トルコアイス(ドンドゥルマ)はなぜ伸びるのか
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トルコアイス(ドンドゥルマ)はなぜ伸びるのか

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5分で読めますゼイネプ・チェリキ料理担当

あの伸びには、理由があります

トルコアイス——現地ではドンドゥルマ(dondurma)——が日本でよく知られているのは、あの粘りと、渡してくれない売り子のやり取りのおかげだと思います。

伸びるのは演出ではありません。材料が違います。

  • サーレップ:ランの根から作る粉です。これがとろみと粘りを出します。
  • マスティック(乳香):樹脂由来の香料で、独特の弾力と香りを加えます。

この二つが入ることで、普通のアイスクリームとは食感がまったく別のものになります。すくうより、噛む感覚に近い。ナイフとフォークで切り分けて食べる店があるのも、そのためです。溶けにくいのも同じ理由です。

マラシュのアイス

この作り方の本場は、南部のカフラマンマラシュという街です。だから看板に「マラシュ・ドンドゥルマス」と書かれていることがよくあります。これは産地表示のようなもので、店の名前ではありません。

本場のものは、金属の長い棒で練り上げるため、かなりの力仕事です。店先で棒を回している光景を見かけたら、それが仕込みです。

あのやり取りについて

コーンを差し出しては引っ込め、渡したふりをして取り上げ、後ろから出てくる——という一連のやり取りは、売り子の仕事の一部です。観光客向けの余興ではなく、この商売の作法として定着しています。

ひとつだけ、正直に書いておきます。行列の前で、しばらくからかわれることになります。日本の接客の感覚とはかなり違うので、身構えてしまう方もいます。

悪意はまったくありません。付き合って笑っていれば終わりますし、早く終わらせたい場合は、手を出さずに待っていれば向こうも切り上げます。逃げても追いかけてくる、というものではありません。

どこで食べられるか

探す必要はありません。観光地の周辺にはほぼ必ずいます。スルタンアフメット、イスティクラル通り、オルタキョイの海沿い、フェリー乗り場の周辺。赤と金の制服を着た売り子が目印です。

店舗型のドンドゥルマ専門店もあり、そちらは落ち着いて選べます。やり取りが苦手な方はこちらへどうぞ。

持ち帰れるか

持ち帰れません。乳製品ですので、日本への持ち込みは検疫の対象です。おみやげにはロクムなどの乾いた菓子を選んでください。

同じ理由で持ち帰れないものにカイマックがあります。こちらも現地で食べるものだとお考えください。

よくある質問

トルコアイスはなぜ伸びるのですか?

材料が違うためです。ランの根から作るサーレップという粉がとろみと粘りを出し、樹脂由来のマスティック(乳香)が弾力と香りを加えます。この二つによって、すくうより噛む感覚に近い食感になり、溶けにくくもなります。

マラシュ・ドンドゥルマスとは何ですか?

南部の街カフラマンマラシュ発祥の製法を指す表示で、店の名前ではありません。産地表示のようなものだとお考えください。金属の長い棒で練り上げるため、店先で棒を回している光景をよく見かけます。

売り子のやり取りは断れますか?

悪意のあるものではなく、この商売の作法として定着しているものです。付き合って笑っていれば終わります。早く切り上げたい場合は、手を出さずに待っていれば向こうも渡してくれます。追いかけ回されるようなことはありません。

どこで食べられますか?

観光地の周辺にはほぼ必ずいます。スルタンアフメット、イスティクラル通り、オルタキョイの海沿い、フェリー乗り場の周辺などで、赤と金の制服が目印です。落ち着いて選びたい方には店舗型の専門店もあります。

日本に持ち帰れますか?

持ち帰れません。乳製品のため日本への持ち込みは検疫の対象です。おみやげにはロクムなど乾いた菓子をお選びください。カイマックも同じ理由で持ち帰れません。

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